砲丸少女に感謝

 大分県の近くまで出張してきた。

 体格の良い女子生徒がバーベルを手にする姿を見て、
思わず声を掛ける。

 私 「こんにちは。柔道部?」
 生徒「ちがいますよぉ^^;」
 私 「何部?」
 生徒「何部に見えますかぁ?」
 私 「ハンドボール? バスケット?」
 生徒(周りの生徒たちに)「何で陸上って言ってくれないんかなぁ・・・」
 私 「あぁ、陸上部・・・」

 砲丸投げか円盤投げかと思ったが、それを言うことはためらった。

 生徒「砲丸投げなんですよぉ!」
 私 「あぁ、そう・・・ 頑張ってね! ありがとう!!」

  私がためらったのは、ジェンダーバイアス(性差に関する偏見・予断・思い込み)ゆえ。

 「砲丸投げ?円盤投げ?」とたずねたら、彼女が傷つくのではないかという、
 気遣いを装った偏見(バイアス)・・・・
  
  傷つくわけないのにねぇ。
  アホです、私は。

  「柔道部?」とたずねた時点においては、私は偏見(バイアス)を抱いていなかったと思う。
  私自身が柔道経験者でもあり、五輪メダリストの谷本選手や塚田選手などの
 「体格の良い女性柔道家」に親近感を感じているから。

  しかし彼女が陸上部であることを知ってから、私に変化が訪れた。

  それは、「女性の陸上競技においては、スリムなスプリンターやジャンパーがメジャー」
 という、愚かな思い込みゆえ。
  「砲丸投げや円盤投げをやってる女子生徒たちは、その競技を愛しながらも、
 『がっちり体型』へのコンプレックスがあるんとちゃうんかなぁ・・」などという、
 実に失礼な思い込みゆえ。

  男子生徒だったなら、私はためらわず、「砲丸投げ? 円盤投げ? 槍投げ?」
 とたずねていたはずだ。  
  「えぇ身体しとるから、砲丸投げか円盤投げ、槍投げとちゃうか?」というように・・・・


  う~ん、俺もまだまだやねぇ・・・・  


  満面の笑顔で「砲丸投げなんですよぉ!」と答えてくれた女子生徒に、
 えぇ勉強をさせてもらいました。

  ホンマ感謝やね。
   
  高校名と陸上部ということは分かっているので、以上のような、
 オッサンのごちゃごちゃしたつぶやきは略して、
 「あの時は、相手してくれてありがとう! 福岡まで砲丸を飛ばしてください!!」
 と、手紙を書こうと思う。
   
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by kase551 | 2008-11-28 23:04 | 雑感 | Trackback | Comments(0)
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